【馬】トリップの印象
弥生賞2着になったトリップですが、デビュー前から注目していた馬です。そのトリップについて思うことを書いてみます。
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初めて見たときの印象
ダートかもしれないけど、いい馬だな。(父の)クロフネ産駒の中では瞬発力もある方かもしれない・・・血統からその自信を持ちきれないけれど。
不安と期待が半々ながら、デビュー戦を迎えました。
デビュー戦(11/6 京都芝1800m)
「ここは相手が揃ったな、自信を持って単勝を買うことはできない」がパドックを見たときの率直な感想です。なので、馬券は・・・もう覚えてませんが、応援馬券程度にしか買わなかったと思います。
レースは思ったよりも後ろに付けて思った以上に切れる脚を使って快勝。戦前の心配は何だったのか…。思わず笑っちゃいました。
京都2歳S
好メンバー(だと思う)新馬を快勝しクラシックへの期待が高まったからか、次走に選ばれたのはオープンの京都2歳S。今度はさすがに人気を背負ってしまった。
レースは前走同様中団に位置して差し切るわけなんですが、正直言うともっと突き抜けると思っていた。前走の脚を考えればそれくらいはできるはず…。2勝目を挙げたことは喜んでいたものの、モヤモヤとしたものがあったのも事実。
ラジオNIKKEI杯2歳S
モヤモヤしたものはあったものの、「レース前の追い切りをみる限り、その懸念は気のせいだ」と思い、自信を持って観戦。
いつもと違い、4角で先頭に並びそのまま押し切る……のかと思いきや、そこからが伸びず。思考が止まりました。??? いや、手応え十分だったじゃん! 前走感じた不安が的中する事になってしまった。
弥生賞を検討するに当たって
最終的に買いはしたものの、上のレースを見直しました。そこから浮かんできた敗因は、
- やはり血統通り切れない
- 前に馬がいないと集中して走れない
- これまでの相手が弱かった
- 本質はやはりダート
…など。ちょっと考察してみます。
やはり血統通り切れない
父クロフネ、母ビーポジティブ。血統を聞いたとき、切れないと思いました。ダートだろう、とはもっと思いましたけど。馬体からの印象は気のせい(見る目がないとも言う)、初戦は相手が弱く、切れたように見えただけ・・・なのかもしれない。
前に馬がいないと集中して走れない
最も敗因だと考えていたのはこれ。前走だって、横に並ぶとこまではきてたので。そこから気が抜けて手応え以上に走らなかった、のではないか。
これまでの相手が弱かった
正直、否定できません。ラジオNIKKEIは朝日杯以上のメンバーだったと思うので、壁にぶつかった、と。京都2歳Sで強かったのは先週アーリントンカップで好走したアルキメデスのみ。
本質はやはりダート
走ってみないと分かりませんが、パワーはありそうなので、ものすごく強い可能性がありますね。弥生賞は雨が降って良馬場にはなりそうにないので、パワーのあるこの馬には向くのかもしれません。
弥生賞で買った理由
当初見送る予定だった弥生賞で馬券を買うに至った理由は以下です。
- 人気馬が気性的に脆そう
- 内枠なので、遅くなってもこなせそう
- 速くなっても中団で構えれば伸びるはず
- 雨はこなせそう
- パドックの状態も悪くない(まだまだ物足りないところはあるけど)
弥生賞2着、そして・・・
ご存じの通り、2着でした。直線で前が開いたときには「勝った!」と思ったんですが、コスモオオゾラの急追をしのげませんでした。
田辺騎手は「切れ味の差」とコメント。う〜ん、やっぱり切れないのかなぁ・・・。ただ、前に馬がいない状態だったのも確か。
「昨日の弥生賞は皐月賞にどれくらい役に立つか?」というと、全く当てにならないと思います。クソスローな上に馬場も荒れていた。外から追い込んできた馬たちにとって、昨日の結果は枠順が全てでしょう。ではトリップの好走もフロックか、というとNoだと思います。トリップも道中掛かっていましたから。切れないなら切れないなりの競馬ができるはずで、閉じ込められてて上がり勝負になったので悲観しなくてよいでしょう(その競馬は皐月賞ですればよい、とも思えますし)。
皐月賞は?
弥生賞に出走していなかった馬・・・実力No.1のディープブリランテ、それを負かしたゴールドシップ。2歳チャンピオンのアルフレード。きさらぎ賞を勝ったワールドエース。アグネスタキオン産駒最高の馬と言われるグランデッツァ(個人的にはダイワスカーレットが最高だと思いますが)。このあたりがいませんでしたので、皐月賞で勝ち負けできる!とは言えません。まして、トリップは中山より東京向きに見えますし・・・。とりあえず、本番までの成長待ち・・・ですかね。これを結論にして逃げたいと思いますw
なお僕は、切れ味の件はまだ希望を捨ててません。直線勝負の競馬も見てみたい・・・と思いますけど、もうG1しかないですね・・・。